ゆめほん雑記
2017年01月05日(木曜日)
2017年がやってきました。東京では穏やかな陽気の正月でした。
 家族親類が集まることはどちらも盛んですが、近頃は晴れ着の男女を見ることは少なくなりました。羽根つき凧揚げコマまわしなども見かけなくなりました。初詣に向かう人たちが少し華やいだ気分にさせますが、街は静かになっています。
 一方で伝統回帰、伝統への憧れが起きています。戦争でとぎれたものを繋ぎたいのか、明治以降の西洋化の反動なのか。江戸以前の文化、城、絵画、寺社、祭り、料理、あらゆるものに自分たちのアイデンティティーを確かめるかのように興味を持っています。
 どんな年になるのでしょう。オリンピックのおかげでマスコミからは見事に東北、福島、原発、などの話題が減りました。オリンピック招致は東北復興が一つの名目だったのに、どこかに行ってしまいました。オリンピックには莫大な費用がかかるようです。組織委員会がスポンサーをたくさん集めてくれるならともかく、結局その費用は都民、国民が負担することになります。東北復興には全くならないのです。
 自国ファースト、軍備増強、憲法改正の動きが加速されようとしています。何より国会議員たちがリーダーの意見に無条件に従うのでなく、自分で考えて行動してほしいものです。目先の損得で動いているうちに日本を戦火に巻き込むことはやめてほしい。
 全人口の5%の人が世界の全資産の90%を持っているのが現実です。一部の人間がお金のために世界を動かしているのです。アメリカでは不動産王が大統領です。中国やロシアを見てもすでに社会主義や共産主義はなくなっています。あるのは新資本主義でしょうか。中国では資本を国が管理しようとしています。アメリカでは資本家が資本を管理しようとします。巨大資本は国家予算より大きな金額を管理しています。グーグルやアマゾンという巨大資本はいわゆる税金は払いません。特定の国にはしばられない方法をとっているのです。やがて巨大資本は国を支配するようになってくるでしょう。



2016年11月08日(火曜日)
さよなら平和思想

 日中戦争、大東亜戦争、太平洋戦争と世界を相手に戦って、やがて各地で敗れ、沖縄で逃げ場のない戦いを強いられ、本土大空襲、原爆投下と追い詰められた戦前の日本。日本人犠牲者は300万人ともいわれている。(中国人は2000万人とも)
 戦後は一億総懺悔のもと、平和国家を目指した。平和こそ日本の生きる道だと多くの人はすべてを失った国土を見ながら思ったことだろう。
 平和憲法は精神的な支柱となった。もちろん理想にすぎないとも感じてはいたが、少なくとも戦争はしないと思っていた。経済復興が急速に進んだ。軍備に使う費用は最小でいい。東京オリンピックは日本の復興を世界に印象づけた。世界と仲良くしよう。やがて経済大国とまでいわれるようになった。
 しかし国際情勢は一方的な発展は許さない。やがてバブルは弾けて経済は低迷することになった。
 なぜ平和国家日本が続いたのか、国際情勢によってアメリカが支えていたからではないのか。のほほんとした平和主義では続かない。アメリカと組んで積極的平和主義でいかなければならないという人たちが現れた。憲法は改正しよう、軍隊を世界に展開しよう。
 憲法改正賛成派はすでに国会議員の3分の2を占めている。戦後平和思想の終焉である。多大な犠牲を懺悔して生まれた平和思想はすでに捨てられているようだ。



2016年10月18日(火曜日)
災害と暮らす

台風の当たり年でしょうか。次々とやってきます。しかも50年に一度という豪雨が当たり前のように降っています。あっという間に洪水に襲われ、多くの人が命を落としています。予想を超えた水の量と勢いです。橋が崩れ、通行中の車が転落します。鉄道の下の半地下通路の水たまりに車が入って動けなくなります。水圧でドアが開かずやがて水没してしまいます。例年あまり被害がなかった北海道にも続けて台風が上陸、多大な被害を与えました。台風の発生が多いのは、そのひとつに海水温の上昇があります。沖縄・九州近辺で表面温度30度とか。その分、例年より近海で発生、すぐに日本に影響を与える。これが温暖化というのでしょう。もしそうならこれは人間の仕業ということになります。
信玄堤(霞堤)というのがあります。急激に川の水が増えた時、水を意図的にあふれさせ、堤防の破壊を防ぐことができます。あふれた水は近くの土地に溜まりますが、予想できる範囲で、その後の排水も容易です。強固な土手を造って強制的に川をコントロールするのは限界があります。川も生きています。仲よくすることが被害を少なくするヒントです。



2016年09月23日(金曜日)
秋の気配

暑いので、池のある小さな公園を散歩していたら、大きな萩の先端に小さな紫色の花が咲いているのを見つけた。いやーもう秋だ。驚いてよく見ると枝の先端のところどころに花があった。そうか立秋は過ぎたし、台風もやってきた。もうすぐ秋なんだ。暑い暑い38度だなんて言ってるけれど、一気に涼しくなるのかも。天気予報的にいうと異常気象でない年はないのだそうだ。いつも異常気象、だが自然はいつの間にか、いつもと同じように季節を動かしている。よく考えれば、太陽と地球の動きで季節が決まるわけで、大きく変化しようがない。もうすぐ暑い暑い熱中症だと騒いだ夏のことなんかみんなすっかり忘れてしまう。秋祭り、結婚式、紅葉、やがてすてきな秋に囲まれる。


2016年08月17日(水曜日)
暑い夏38度

暑い夏だ。オバマ米大統領の広島訪問、参議院選挙、都知事選挙、オリンピック、高校野球、広島・長崎原爆の日、そしてお盆。
 オバマ大統領の広島訪問は謝罪ではないとしても、まずは現実を見てほしい。「71年前の雲一つない晴れた朝、空から死が降ってきて、世界は一変した」。オバマ大統領の冒頭のことばに「冗談じゃない、降ってきたのじゃない、降らせたのはアメリカ、あなたの国だ」と怒る長崎市長。核保有国の首相・大統領はぜひ広島・長崎を見てほしいと訴える。参議院選挙では改憲勢力が3分の2を超えた。いつでも憲法を変えることができる状態になった。とはいえ変えたいところはそれぞれ。執行部一任方式でやられたら大変だ。「情勢次第で核武装も選択肢、東京にカジノを」。石原慎太郎元知事とよく似たところのある小池百合子が都知事になった。それにしても対抗馬が無力だった。リオ・デ・ジャネイロでオリンピックが始まった。たくさんのトラブルを抱えながらも踊ってしまえのパワーですすんでいるように見える。それにしても規模が大きすぎて小都市にはできないと思う。オリンピックの熱戦のおかげで甲子園情報は脇に押しやられている。見えないが沖縄県民と機動隊の闘いは続いている。ウルフこと千代の富士が亡くなった。お盆、私は誰とつながっているのか。



2016年07月14日(木曜日)
東京都知事候補

いろいろな候補者の名が出ましたが、安倍総理と合わない候補は推薦せず、結果的に現役の東京電力の役員を推薦するとは都民をばかにしている。年寄りは東京から出て行けという持論も奇妙だ。一方の野党は4党推薦にこだわった結果、病人のジャーナリストを選んだ。どんな政策があるのかはっきりしない。選挙期間が短くて候補者の善し悪しが見えてこない。政治家のメンツばかりで動いている。政治家体質が古すぎないか。なんのビジョンも見えない。


2016年07月08日(金曜日)
参議院選挙

渋谷にある国政情報センターでは、参議院選挙の結果が出るとすぐに最新の議員情報に修正する作業に移ります。新当選者の経歴、信条、派閥の確認など多数のチェックを経て新議員情報を出版、マスコミ関係者などに提供しています。作業現場はこの道25年以上というベテランから元気一杯の若い女性陣までが、次々と情報の確認、あるいは修正をして入力部門に送付。修正後のゲラは再びもどって、ベテラン校正者たちが確認、さらに疑問があれば再度点検、問い合わせをします。新議員の情報が確定していく間に、再選議員や非改選議員たちの役職が新たに決定していきます。それは党役員であったり、各委員会委員であったり。これらの異動も追わなければなりません。毎日情報が変化していきます。最新情報を追いつつ、読者が必要なタイミングで発行することに最大の努力を注いでいます。


2016年06月16日(木曜日)
上に立つ人

 ひどい都知事でした。税金は自分が自由に使っていいお金と思っているようでしたね。これがエリート官僚出身の感覚なのでしょうか。あきれるばかりです。年収200万円程度の母子家庭がやっとの思いで納めた税金を、豪華ホテルでの家族の食事会に使うという不都合に思い至らない人間が知事とは恐れ入るかぎりです。たまたま江戸時代の貧しい藩が必死の努力で立ち直ろうとしたという伝記的小説を読んでいたので、その差に衝撃を感じたのです。
 冷害や害虫などで米がとれないと餓死者がたくさん出ます。年貢は毎年の取れ高に関係なく決められています。決めた量を取れば食べるものも、来年の種もみも取ることになります。年貢を下げなければなりません。武士たちへの支給米や支給金を減らさなければなりません。武士たちへの支給法を変更します。
人数分計算にします。家族以外のお世話係の分は出ません。非常用の米やお金を捻出しなければなりません。殿様が一部を差し出します。家来たちが自主的に少しずつ俸給を差し出します。こうして基金をつくりました。餓死者が出そうになれば、年貢免除や米の支給を行いました。米だけに頼るわけにはいきません。地場産業や松茸や朝鮮人参の栽培にも力を入れました。こうして少しずつ立ち直って行ったのです。
 上に立つ人は、人のために働く覚悟が必要です。おれは偉いんだという人はいらないのです。



2016年04月11日(月曜日)
新生の春

今年の桜は咲きだしてから、寒くなったのでかえって長持ちしました。満開になってから雨風に当たり、あっと言う間に終わりかと思ったらしぶとく残っている花もあり、週末は穏やかな陽気のおかげで、降りしきる花びらの中で家族連れやグループが楽しそうに団欒をしていました。お酒を飲んで大騒ぎというのはありませんでしたが、春のピクニックというところでしょうか。平和だなと感じました。中国の人たちが日本でお花見をしたいとやってきたそうです。中国にも桜はあるでしょうが、日本の花見は格別だそうです。一度は経験したいそうです。これも平和に繋がるといいですね。桜に目を奪われているとほかの草や木がいっせいに芽吹いているのを気がつかないかもしれません。モクレンが咲いています。マンサクがハナズオウが咲いています。チューリップ、シバザクラもきれいです。レンギョウ、ハナモモ、ボケ。まもなく落葉樹に葉が茂ります。早咲きのバラも咲きだしました。


2016年04月11日(月曜日)
樋口一葉

樋口一葉の句点のほとんどない文章はきっと読みにくいだろう。どうやってひとつの文章の中で、時間経過や場面転換や会話を表現しているのだろう。そんな興味から読み始めたのですが、着物などの専門用語を除けば、気持ちのいいテンポで読み進めることができた。生き生きとした会話も「 」なし、改行なしでどんどん読み進めることができる。すばらしい文章だ。この人が24歳で亡くなったって信じられない。若くして家、家族を支えなければならなかった。小間物屋を開いたりして懸命に働きながら、かつ文学の道を進もうとする一葉を病魔が襲う。結核は治療法がなかった。空気のきれいなところで、ゆっくり療養するくらいしかなかった。そうできる人は限られていた。ペニシリンが日本で普及するのは戦後になってからだ。一葉は働くしかなかった。そしてあっけなく亡くなった。
 一葉の暮らしていたところなどを歩いてみた。江戸の名残を伝える下町の小間物屋や、坂の多い本郷菊坂あたり。この時代20代独身女性はそれだけで風あたりが強かったことだろう。江戸から明治へ、武士や僧は転落し、どう生きたらよいのか苦しむ人は多かった。小説ではそうした不条理にもふれている。質屋通いして暮らした質屋の土蔵が今も残っている。



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