法句経(ダンマパダ)特選集
| 1. |
物事は心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。
もしも汚れた心で話したり行ったりするならば、苦しみはその人につき従う。
荷車をひく牛に車輪がついていくように。 |
| 2. |
物事は心を主とし、心によってつくり出される。
もしも清らかな心で話したり行ったりするならば、福楽はその人につき従う。
影がそのからだから離れないように。 |
| 15. |
悪いことをした人は、この世で憂え、来世でも憂え、二つのところでともに憂う。
彼は自分の行為が汚れているのを見て、憂え、悩む。 |
| 16. |
善いことをした人は、この世で喜び、来世でも喜び、二つのところでともに喜ぶ。
彼は、自分の行為が清らかなのを見て、喜び、楽しむ。
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| 17. |
悪いことをなす者は、この世で悔いに悩み、来世でも悔いに悩み、二つのところで悔いに悩む。
「私は悪いことをしました」といって悔いに悩み、苦難のところ(地獄など)におもむいて(罪の報いを受けて)さらに悩む。
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| 18. |
善いことをなす者は、この世で歓喜し、来世でも歓喜し、二つのところでともに歓喜する。
「私は善いことをしました」といって歓喜し、幸あるところ(天界など)におもむいて、さらに喜ぶ。
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| 50. |
他人の過失を見るなかれ、他人のしたこと、しなかったことなど見る必要がない。
ただ自分がしたことしなかったことだけを見よ。
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| 62. |
私には子供がいる。私には財産があると、愚か者は悩み苦しむ。 自分でさえ自分のものでないのに、ましてどうして子供が自分のものであろうか。
どうして財産が自分のものであろうか。
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| 106. |
善を成すのを急げ。悪から心を退けよ。善をなすのにのろのろしたら、心は悪事を楽しむ。
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| 107. |
人がもし悪いことをしたならば、それを繰り返すな。悪事を心がけるな。悪が積み重なるのは苦しみである。
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| 108. |
人がもし善いことをしたならば、それを繰り返せ。善いことを心がけよ。
善いことが積み重なるのは楽しみである。
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| 119. |
まだ悪の報いが熟しないあいだは、悪人でも幸運に遇うことがある。
しかし、悪の報いが熟したときには、悪人はわざわいに遇う。
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| 120. |
まだ善の報いが熟しないあいだは、善人でもわざわいに遇うことがある。
しかし、善の果報が熟したときには、善人は幸福に遇う。
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| 121. |
「その報いは私にはこないだろう」と思って、悪を軽んずるな。水が一滴づつ滴りおちるならば、水瓶でも満たされるであろう。愚かなものは、水を少しずつでも集めるように悪を積むならば、やがてわざわいに満たされる。
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| 122. |
「その報いは私には来ないであろう」と思って、善を軽んずるな。水が一滴ずつ滴り落ちるならば、
水瓶でも満たされる。気をつけている人は、水を少しづつでも集めるように善を積むならば、
やがて福運に満たされる。
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| 223. |
怒らないことによって怒りに打ち勝て。善いことによって、悪に打ち勝て。分かち合うことによって物惜しみに打ち勝て。真実によって虚言の人に打ち勝て。
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| 252. |
他人の過失は見やすいけれども、自分の過失は見がたい。人は他人の過失を籾殻のように吹き散らす。しかし、自分の過失は隠してしまう。狡猾な賭博師が不利なさいの目をかくしてしまうように。
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