宗派を超えた・やさしいPC法話

倶会一処(くえいっしょ)

浅井和雄 

舎利弗。衆生聞者。応当発願。願生彼国。 所以者何。得与如是。諸上善人。倶会一処。 舎利弗。不可以少善根。福徳因縁。得生彼国。

舎利弗、衆生聞かんもの、まさに発願してかの国に生ぜんと 願ふべし。

ゆゑはいかん。かくのごときの諸上善人とともに一処に会する ことを得ればなり。

舎利弗、少善根福徳の因縁をもつてかの国に生ずることを得べ からず。

私のお寺の墓地には無縁塔(無縁仏をまつり、供養する場所) がありますが、そこに刻まれている言葉です。

「ともにひとところであう」という意味ですが、会う場所とは もちろん「お浄土」です。

浄土三部経のひとつ「阿弥陀経」の中に出てくることばです。

愛別離苦とは親愛な者と別れるつらさ悲しみ、さけて通ること の出来ない仏教でいう四苦八苦の一つですが、特に死別は永遠 の別れのように感じる事でしょう。

しかしお浄土に生まれることが出来れば、先に分かれた人との 再会が約束されているのです。

唐の高僧善導大師は「先立たば 送るる人を待ちやせん 花の うてなの なかば残して」とお詠みになっています。

死に別れは一時のこと、先にお浄土に行って蓮台の半分空けて 待っていますよと残された者を励ましてくださいます。

それにはまず我々がお浄土に生まれることが肝心です。先に行 かれた人との再会を夢見て精進することを怠らなければ、 間違いなく愛する人達と彼の国において再会することが出来る 事でしょう。

合掌



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