ご供養
えしゅう
皆さんご存知の事とは思いますが、供養にはお供え物をする供養と、お経をあげる供養があります。
今日は私の経験から、お供えを上げるご供養の話をしたいと思います。
私が寺にいた時の事ですが、ある方が、風邪を引いて、熱が下がらないと仰っていました。
風邪で熱が高いときには、食べられないと聞いていたのですが、その方は普通に食事ができると仰います。
不思議に思って話を聞いているうちに、その方の家では、ご先祖様にたくさんのお供え物をしていることが判ったのです。
仏壇についてくる小さなお茶碗ではなく、大きなお茶碗でたくさんのご飯を「ご先祖様たくさんお召し上がりください」と言ってあげているそうです。
確かに、私たちはご先祖様がいらしたからこそ、この世にいられるのです。
お釈迦様は、この世にいるものがお供えをしない限り、あの世には食べるものがないと仰っています。
皆さん、自分が食べる前にご先祖様にお供えをして見てください。
そして、お供えをするときには「ご先祖様たくさんお召し上がりください」と仰ってください。
合掌
