供養は心

日蓮宗 渡邊源昇

「お坊さんバラエティ・ぶっちゃけ寺」最近、月曜日の19時から毎週のように放送されています。世間のみなさまに仏教を身近に感じていただける、とてもいい機会だなと拝見しております。

私もご法事などでお逢いする皆様に必ずと言っていいほど「ぶっちゃけ寺」についての質問をされます。

そのテレビ番組で、的場浩司さんが「お墓に供えるお花」のことでこんな事を言っていました。

「私の両親はお花が好きだったので、両親の為にお墓の方を向けてお花をあげています」

私はこの場面を見て、両親の気持ちを大事に思っている心が素敵だなと感じました。

実は、お花の供え方にも「向上相(こうじょうそう)」「向下相(こうげそう)」という言葉があります。お墓の方に花を向けてご先祖さまを敬う供え方と、お花のを供える私たちの心を清める供え方の二種類あるということです。
つまりどちらを向いていても、それぞれ意味があるのです。お花の向きに間違いなどありません。

仏事や供養というと、みなさま形式をお気になさいますが、一番大事なのは「どのようなお気持ちで、その花を供えるか」ということです。

お墓参りやご先祖さまに手を合わせる時「自分はどんな気持ちで供養しているかな」と、ご自分の心を感じながら供養していただきたいと思います。

あなたの真心込もった尊いお気持ちは、必ずご先祖さまと仏さまに届きます。

僧侶の私も、ご法事や葬儀など みなさまの尊いお気持ちのご供養に携わらせていただいている事を忘れず、 これからもみなさまのお気持ちに寄り添えるお寺でありたいと思います。

合掌