宗派を超えた・やさしいPC法話
ボタン 僧侶の派遣は明確なお布施の「はちす会」

仏法には、人の悪い事として十の事を表しています。

  1. 殺生(せっしょう)ものの命を奪うこと
  2. 偸盗(ちゅうとう)与えられていないのにものをぬすむこと
  3. 邪婬(じゃいん)男女間の正しくない関係のこと
  4. 妄語(もうご)いつわりの言葉を吐くこと
  5. 綺語(きご)かざりことば
  6. 悪口(あっく)わるくち(正しい批判を意味せず)
  7. 両舌(りょうぜつ)二枚舌(友好疎外のもととなる)
  8. 貧欲(とんよく)財産、淫欲、睡眠欲等のむさぼりの心
  9. 瞋恚(しんに)いかり、そねみ、ねたむ心
  10. 愚痴(ぐち) 因果の道理に暗く心の悩みの根元

今回の相撲協が起こした賭博問題で2つの嘘がありました。4番ですね。

  • 一つは賭博をしたが、していないと言った関取と親方。
  • 一つは素直に話せば、罪に問わないと言った理事会。

人は生きて行く中で、多くの嘘を付きます。それは自分を守ったり、仲間を守ったりと、いろいろな事が考えられます。

嘘が善いか悪いかは、十分知っています。だからこそ、嘘をついた事に対して、心が苦しくなるのです。嘘をつき心が苦しくなれば、それで十分に思えます。

しかし理事会の下した判断は、明らかに素直に申告した人への嘘をついた厳しい内容でした。

相撲協会の賭博問題は、本当に考えなければいけない一番大切な部分が忘れられてしまい、片付け仕事のように答えを求めて進められています。本来ならば答えよりも、何故そうなったのかをきちんと見定めて、よりよい方向に進む事の方が大切に思います。

人は生まれた時、所、生活環境で人格が形成されます。当然死ぬまで人は変化し続けるのです。これを無常といいます。

何時、何処で、誰が、どんな事を起こすかわかりません。だからこそ、歎異抄(たんにしょう)に出てくる、宿業(しゅくごう)という言葉の重たさや尊さが分かるのです。

人生は、やり直しは出来ませんが、見直しは出来るのです。誰しもが他人事ではなく我が事として、考えて行かなければいけない問題のように思えます。

合掌

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