はちす法話・目次

亡くなった人はどこに行くのですか?

伊藤

葬儀が始まる前、檀家様から「亡くなった人はどこに行くのですか?」との質問を受けた事があります。

そこで少しお話をさせていただきました。


「仏教が生まれる前からインドでは、

人間は今生きている世界で死んでも、また他の世界に生まれ変わるという考え方をしています。


そして仏教には輪廻する世界が六つあると考えられています。それらは、地獄世界、餓鬼世界、畜生世界、修羅世界、人間世界、天上世界とあります。


それらは生前の行いによって決められると言われています。


しかしその考え方が生まれたのは、人々に罪を恐れ、人に優しくする事を学ばせるのが目的であったとの事です。


本当の仏教の教えは、誰でも全ての人を救ってくださるという教えです。

そして「救われる」という事は輪廻世界ではなく、仏の世界に行くという事です。

それは仏教で「お浄土」と呼んでいる、仏さまが支配する世界で、そこにはまったく欲望もない清らかな世界です。

よって死ねば皆仏さまの世界へ行くと説かれています。

だから安心して見送ってあげてください。


人がこの世にやって来るのは、悲しみに耐えるためだと仏様は説かれています。

悲しみに遭うと人の心は優しくなります。

その修行をする為にこの世に生まれ、死という絶対逃げられない悲しみを体験し、

その別れの悲しみに耐えることで生命を磨くのだと仏様は説かれています。」


亡くなった方は仏様の世界に行き、また、うまれてくる事とはどのような意味があるのか、


簡単ですがお話しさせていただいたしだいです。

                              合掌  

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