「七回忌に際して」

埼玉の曹洞宗僧侶

皆さまは〇年〇月〇日A様が亡くなりこれまで強い悲しみ、寂しさ時には恨み怒り、いろいろな本当にいろんな感情をこれまで超えられてきたことだと思います。そういったいろんな思いを経験されてきてここでまた一つの大きな節目が皆様におとづれました。

今回は七回忌です。この大きな節目は誰でもが迎えれるわけでは決してありません。

実質亡くなられてから6年が経ったわけで、この歳月は決して短い月日ではないでしょう この間に亡くなられた方、健康を害して今回、参列することができなかった方などいろんな理由で参列したくてもできなかった方が居るでしょう。そういった中、皆さんはここにお集まりになり無事に7回忌を迎えることが出来ました。本当に有り難いことです

だからこそこの法事をぜひご自身の中で意義あるものとしていただきたいと思います。法事はお経を読んで焼香してお食事して、それで終わりではありません。そこに意義を見出さなければなんの意味もないと思うのですね。法事はご供養です。供養とは供に養うと書きます。誰と供にかと言えば亡くなった方と供に寄り添いご自身の心を養い成長させていく、これが本来の供養ではないでしょうか。

今回の七回忌は別名、休広忌ともいいます。一般には亡くなった方の霊魂が落ち着いて広く故人の慈悲が行き渡るときという意味だといわれています。故人、Aさんが皆様を慈しむ想いが皆様にちゃんと伝わって皆様の心が穏やかに安心たるものになる、そんな意味ではないでしょうか。

今回は大きな節目の時期ですね。よく言われることですが竹というのはその節目から新しい枝を伸ばすといわれています。皆様が七回忌という大きな節目を迎えられて明日からのご生活に際し新たな大きな枝を伸ばされることをご祈念いたしております。御清聴有難うございました。


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