宗派を超えた・やさしいPC法話

義援金・救援金募集・日本赤十字社


童謡「象さん」に思う

もうりさちお

最近、私のギターの伴奏で、三歳になる娘と一緒によく歌を歌います。そのなかでも、特に「象さん」の歌がお気に入りのようです。

娘が歌うと「ぞーさん」ではなく「どーさん、どーさん」になってしまいますが、なかなか愛嬌があります。

さて、その「象さん」の歌詞は、まどみちおさんという詩人がお作りになったものです。「象さん象さんお鼻が長いのね、そうよ、母さんも長いのよ。」皆さんもよくご存知の歌詞ですね。

ところで、これは、母象と子象の仲むつまじい様子を表した歌ではなく、本当は子象が他の動物たちに、「お鼻が長いのね」と、バカにされている場面なのだそうです。しかし、この子象は、回りの動物達に、自分の容姿をどんなにバカにされても、「そうよ、母さんも長いのよ」と、あたかも自慢のように、答えているという様子が、「象さん」の歌の本当の内容なのです。

この子象はどんなに他の動物にけなされても、象として生まれ、象として生きていることに喜びを感じているのです。そして、大好きな母象と一緒である事がうれしくてたまらないのでした。

私達人間はどうでしょうか?人間として生まれたこの命を、喜びの中で生きているでしょうか?自ら命を絶つ様な悲しい事件もよく耳にします。

もう一度、人間として生まれたことが、どんなに素晴らしことか、どれほどの命のつながりの中で私は生きているのか、よくよく考えてみたいと思います。

蓮ライン