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水子供養について

阿闍梨 明光

子供の戒名(法号)は、小学生以上になれば童子(どうじ)童女(どうじょ)、幼児期が孩児(がいじ)、出産直後なら嬰児(えいじ)、胎内は胎児(たいじ)、妊娠初期の流産では水子(みずこ)といいます。

特に水子などの生命がそこ損なわれ、それによって悩みが生じたことは悪因(あくいん)をつくったともいえます。そこで追善供養(ついぜんくよう)によって正常な状態に戻す心がけや働きかけをすることが必要になってきます。

水子の霊は(たた)るものではなく、むしろ親に対して救いを求め親しみをもっています。

地蔵菩薩(じぞうぼさつ)にお(すが)りして冥福(めいふく)を深く祈ることで救われます。

地蔵菩薩は六道(ろくどう)能化(のうけ)で、三悪道(地獄、餓鬼、畜生)、三善道(修羅、人間、天)の六道を輪廻(りんね)する亡者(もうじゃ)を救ってくださる。あの世で旅をしている水子を暖かい腕の中に抱え親代わりになって、地獄の鬼どもから守ってくださっています。

仏菩薩に対して心をこめて香華(こうげ)(そな)え「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」とご宝号(ほうごう)をお(とな)えすることで必ずや水子の霊も浮かばれ、積善(せきぜん)功徳(くどく)が得られます。

【用語の説明】
・追善供養とは死者の冥福を祈って行われる供養
・供養とは仏法僧の三宝を敬い、これに香・華・飲食物などを供えること
・祟りとは神仏や霊がその意に反する人間の行為に対してもたらすとがめ
・冥福とは死後のしあわせ
・能化とはよく他をきょうどうけやく教導化益するするもの
・輪廻とは生と死を繰り返すこと
・亡者とは死者。特にまだ成仏せずに迷っている魂

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