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お盆を迎えて

村上了山 

お盆を迎えるにあたり

日蓮聖人がお盆(盂蘭盆(うらぼん))について語られていることをご存じない方が意外といらっしゃるので今回は一部を抜粋してご紹介させていただこうと思う。

雪のごとく白く候白米一斗、古酒のごとく候油一筒、御布施一貫文。態使者を以て盆料送り給ひ候。殊に御文の趣有難くあはれに覚え候。 抑盂蘭盆(うらぼん)と申すは源目連(もくれん)尊者の母青提女(しょうだいにょ)と申す人、慳貪(けんどん)の業によりて五百生餓鬼道(ごひゃくしょうがきどう)にをち給て候を、目連救ひしより事起りて候。
(中略)
かかる日蓮が弟子檀那となり給ふ人々、殊に今月十二日の妙法聖霊(みょうほうしょうりょう)は法華経の行者なり、日蓮が檀那なり。 いかでか餓鬼道におち給ふべきや。定めて釈迦・多宝仏・十方(じっぽう)の諸仏の御宝前にましまさん。 是こそ四条金吾殿の母よ母よと、同心に頭をなで悦びほめ給ふらめ。あはれいみじき子を我はもちたりと、釈迦仏とかたらせ給ふらん。
    
(四条金吾殿御返事より)

お盆の追善供養の御供養として、雪のように白い白米を一斗、古酒のような油を一筒、お布施として一貫文、使者を持ってお盆の供養として送って頂きました。お手紙の中に書かれていた貴方の母上の来世を思うお気持ち、哀れに感じます。

そもそもお盆というものはお釈迦様の十代弟子の一人、目連(もくれん)尊者の母青提女(しょうだいにょ)が、御供養ができるにもかかわらず物惜しみをしたために、慳貪(けんどん)の業により五百回生まれ変わっても望むものが手に入らない餓鬼道(がきどう)に陥った事を知った目連尊者が母を救うために千人の僧侶に百種の食べ物を御供養し、母青提女を苦界から救い出したことから起こっています。

中略

このように日蓮の弟子檀那となった人々、特に今月十二日に亡くなられた妙法聖霊(みょうほうしょうりょう)は法華経の行者で、日蓮の檀那でした。

このような方がどうして餓鬼道に堕ちることがありましょうか、間違いなく釈尊、多宝仏、十方(じっぽう)の一切の諸仏の御前にいらっしゃいます。この妙法聖霊こそ、四条金吾殿のお母さんですよお母さんですよと一同の仏様より祝福され讃えられているのは間違いありません。

貴方の母上は「私はなんと親孝行な子供を持ったものです。ありがたいことです」とお釈迦様とお話しをされているのです。

四条金吾殿の御供養は、目連尊者の御供養に同じ、必ずや亡き人の成仏(じょうぶつ)は間違いない。母を亡くした金吾殿の心の置き所いかばかりか。日蓮上人の心遣いがお手紙からくっきりと浮かび上がってくる。

我々も、大切な人、ご先祖様をお迎えし、心を尽くした御供養をしお送りしたいものだ。

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