宗派を超えた・やさしいPC法話


人間の本当の幸せとは?

西光行信   

私たち人間は日々、幸せになりたいという切実な願いを持って生き続けています。

しかし、その幸せの中身が果たして何なのか、本当に知っているのでしょうか。「ああなれば、こうなれば、きっと幸せになるに違いない」と思って頑張っているのですが・・・。その願いがかなえられた途端に、その上を求めて、またもや同じ不平不満の心に縛られてしまうのではないでしょうか。それは、私たち人間の本当の願いでないからだと教えてくれるのが仏法です。

仏様が教えて下さる私たちの本当の願い、心の底に脈々と流れている願いは、あらゆる生命(いのち)と融け合いたい、この世を貫いている真実(まこと)の心に触れあいながら永遠に生き抜きたい。安心と満足の心が永遠に続いていって欲しい、ということでございます。

人間の魂が求めている、この世界こそが、涅槃(ねはん)とか極楽浄土とかの言葉で表されている世界なのです。

生きとし生きるものすべてが最後に行き着かねばならない最高の天地、すべてのものが拝まずにおれない世界である涅槃の救いが、私たちには存在しているのです。

しかも、その最高の世界は、死後の世界だけに現れるものではありません。この世にはたらいて来ているるからこそ、宗教になっているのです。

お釈迦様が残して下さった数々のお言葉を聞かせていただき、わが身のありのままの姿を少しずつでいいから受け入れていけば、この現実生活の中で、涅槃からの願力を内観し体験することが出来るのです。

どのようなことが起ころうとも、決して絶望しない、生き生きとした生命(いのち)をこの世で恵まれ最高の天地、涅槃に向かって進んでいけるのです。

南無阿弥陀仏

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