亡き方はどこにおられるのでしょうか?

しんしょう

親鸞聖人ご開山の浄土真宗の僧侶でございます。

よくご法要でお子様がおられたら、お話をさせていただきます。

坊「おじいちゃんはどこ行ったのかな?」
子「天国!!」

とか

「お星様!!」

などお答えいただくときにお話しさせていただきますお話です。


さて、我が浄土真宗では「お浄土」という阿弥陀仏(如来)がご用意いただいた仏国土(お浄土)にまいります。

残念ながらこの世の縁が尽きたとき、生まれさせていただく場として阿弥陀様がご用意いただいたのが「お浄土」です。

そこに臨終ののち、「お浄土」に往き生まれただちに仏となり、阿弥陀様の光とともにこの世に還って、有縁の人々を教化、慈悲の光としてわたしたちの救済に尽力いただくわけでございます。 「お浄土」でゆっくりのんびりはしておられません。

いかがでしょうか?


浄土真宗では、「なもあみだぶつ」のお念仏をとても大切にしております。

それは遥か昔、法蔵菩薩がわたしたちを救うために仏になる時の四十八の願いを立てられました。これを本願と申します。

そしてその本願が完成いたしましたので、法蔵菩薩は阿弥陀仏となられ、いままさにお念仏としてわたしたちに届いています。


すでに念仏として完成しておられるのですから、わたしたちの計らいなく、お念仏をもうさせていただきましょう。

自分がこの世に生まれてきた以外は、すべて自分が計らい人は生きています。計らいを捨てるのが難しいのが人であります。この難しいことを要求しているのも他力のお念仏です。

私が発し、私が聞くその「なもあみだぶつ」の念仏の声は、私が計らいを捨て去れば、私が生まれる前から働いてくださってる阿弥陀仏の声であります。

「お浄土」はとても遠くにあり、とても近くにあるわけでございます。

すでに仏となり、わたしたちのためにお働きになっておられる亡き方は、実は我が横にたたずんでおられる味わえます。


さてあなたの愛しい亡き方は、どこにおられますか?


■皆さんのご意見を見てみる


新着更新

はちす法話・目次

はちす法話・読まれている順

仏の言葉・一日一葉

阿弥陀聖衆来迎図(部分) 国宝 和歌山 有志八幡講十八箇院

義援金・救援金募集・日本赤十字社

日本ユニセフ協会