ご先祖様と聞いて「あぁ,ありがたい…」と、自然と手が合わさる明治の方と会うことが少なくなりました。戦後育ちの私たちにとっては「ご先祖」と聞いても,そこまでの実感は持ちにくいのかもしれません。実感が湧くのは、時々思い出す祖父母か、その上の曽祖父母くらいでしょうか?
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でもよく考えてみると、「私」が生まれるためには、必ず父と母が出会い、その父と母が生まれるためにはそれぞれの父母がいて…。実際に計算してみましょう。 |
「私」の1代前は2人。2代前は4人。そして8、16、32と見ていくと、10代前で1,024人、20代前には1,048,576人、30代前ではなんと1,073,741,824人にもなります。 |
その中の誰か一人でもいなかったとしたら、「私」はここに存在しません。 |
どこも切れずに「私」にまで続いてきた生命の流れ…
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その生命の流れ全体を「ご先祖」と捉えてみると、理解しやすいかもしれません。「私」の中に、ぎっしりとその「生命の流れ」が詰まっているのです。 |
損か得か、勝ちか負けか、右か左か、YesかNoか…という毎日の中で、そのどちらでもない、自分の「生命の流れ」に両手を合わせるのは、ほかに代えがたいとても大事な時間かもしれません。
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