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自分の力で生きている?

釋氏僧正

皆さん!皆さんは自分の力で生きているのでしょうか?本当にそうでしょうか?昨日今日食べたものを考えてみてください。肉や魚もあるでしょう。 例えば、魚を購入しても、確かに魚の代金は払っても、それは漁師さんや運送業者さん、そして魚屋さんの手間賃であって、お魚さんに対して「君の命をもらうよ」とは、対価を払ってはいませんね。

ですから、仏教徒は、「君の命をもらうよ。ありがとう。」と魚や肉に合掌してからその命をいただくのであります。魚や肉はでもそれは単なる物ではなく、自分を生かしていただくために犠牲となった他の「命」として見ていくのであります。 私たちはたとえ自分で得た収入で購入したものであっても、そこには他の命を犠牲にしなければならない、他の命を犠牲にした上で無いと生きていく事のできない真実の姿が映し出されます

自分の姿を見つめてみてどうでしょうか?もしかしたら、同じ人間同士でさえ「俺が、私が、おまえが」と、いのちといのちの間に垣根を作り、いのちといのちをぶつけ合い傷付け合いながら生きてはいないでしょうか? 他の命を犠牲にして生かされている自分の姿に気が付いた時、いのちといのちの間に垣根を作り、いのちといのちをぶつけ合い傷付け合う人生が転じて、同じ時代に共に生きていて良かったねと、いのちといのちを讃え合う人生が広がってくるのではないでしょうか。

煩悩のままに毎日を送っている私たちですが、仏事を縁として、また、亡き人を縁として、他の命と共に自分の命ということをしっかり見つめなおしていくことが大切であります。

合掌



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