逆縁の菩薩さま

                                                                                         

さすらいの小僧壱

皆さんこんな名前の菩薩さま、名前も聞いたことないでしょう。でも、ご自身の回りを見回してみてください、実はすぐそばに沢山居られるのです。社会人になれば誰でも先輩、上司、又女性ならば姑等何人か自分よりも目上の人が回りに出来ると思いますが。必ずしもそれらの方と円満な関係にある方ばかりではないでしょう。しかし、よくよく見ればそういった方々はえてして貴方の為になにか教えようとして厳しく接しているのかもしれませんし、単なる意地悪かもしれません。ですから、そういった人のことほど良く時間をかけて観察して下さい。そうすることで、実は大事なことに気がつくことが有るのです。

お釈迦様には提婆達多だいばだったという従兄弟がおられました。一度お釈迦様のもとで出家して修行をし、八万法蔵を諳じる知恵者でしたが、しかし自分の欲の為に裏切り、何度もお釈迦様を妨害し仏教の教えを広める邪魔をしました。そんな提婆達多をお釈迦様は、お釈迦様自身が生まれ変わる前に、実は提婆達多は、阿私仙あしせんと言う仙人として、前世の自分の悟りを導いた素晴らしい師で有った事を弟子達に明かし、現世でも自身の悟りを助ける為にあらゆる妨げを行っているのだとゆるされたのです。

なかなかお釈迦様のように簡単に赦すことは、私達にはできませんが、しかし、あんなことを自分はしないぞとか、今度は絶対失敗しないぞと仕事を覚えられたり、様々なご自身の成長につながっておりませんでしょうか。そして、こうした相手を理解し、言われた事を我慢し精進することは実は、菩薩の修行のなかの六度と言う修行なのです。知らず知らずにこうした素晴らしい修行をさせて頂く方々を我々は、逆縁の菩薩様とお呼びしております。


■皆さんのご意見を見てみる


仏の言葉・一日一葉

毎日配信 無料メルマガ

Key word that exists in Amazon and Rakuten.


pagetop