挑戦と友情
「挑戦すること。全部出し切った。あれが僕の全てだ」(羽生結弦) 「3点取られることも4点取られることもすでに経験しているので、驚くことなく冷静でいられた。心のアドバンテージが大事」(吉田知那美) 「諦めないで!最後まで走って!」(イ・サンファ李相花)小平奈緒の不調を見て泣きながら放送。 「4位になってしまって悔しいですけれど、最後チャレンジして良かったです。ここでたくさんの人に応援してもらって嬉しかったです」(岩渕麗楽)スノボビッグエア岩渕麗楽の大技に一斉に世界の選手が駆け寄った! 3回転挑戦にびっくり、着地は失敗。
かつては金メダルを取ること、日の丸を上げること、国威発揚こそオリンピックの目的だった。オリンピック憲章にある「参加すること」ではなかった。そのためには重圧化の中激しい訓練を余儀なくされた。オリンピックを楽しみたいなどと選手が言うと税金を使って勝手なことを言うなと袋叩きにあった。結果として成果をあげられなかった人の中には自殺する人まで現れた。 その後日本は大きく変わった。先の東京オリンピックのスケボーでは、難度の大きい技に失敗した日本選手に各国の選手が集まり肩車をしてその挑戦をたたえた。そして北京オリンピックでスノボで挑戦、失敗した選手をたたえた。個人の挑戦を素晴らしいこととたたえているのだ。そして国を超えた友情。 私たちは新しい世界を少しだけのぞいているのかもしれない。広く変わっていってほしい。この流れを壊さないでほしい。
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