「耐えることから見えるもの」どうくう法話-3


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「耐えることから見えるもの」

どうくう

仏教の中には、これから社会に出て行く若いみなさんに是非お伝えしたい、お釈迦様の教えがあります。

お釈迦様が教えを説かれた時代、多くの弟子が集まり学んでおりましたが、それぞれに育ってきた環境も違い、弟子たちの間でいさかいが目立ちました。

 

そこでお釈迦様が弟子どうしの関係を良くしようと説かれた、鋸喩経(こゆきょう)という経典があります。その中から、今の私たちに通じる気持ちのコントロールについてご紹介します。

・相手が時を守っていなくても、こちらは時を守ろう。
・相手が真実でないことを言っても、こちらは真実を語ろう。
・相手が乱暴に出てきても、こちらは柔らかい心で行こう。
・相手が自分本位であっても、こちらは思いやりを失わずに接しよう。
・相手が憎しみの心を持ってやってきても、こちらは慈しみの心を忘れずに接していこう。

これらのことを実践すると、我慢して耐えるばかりで、理不尽な思いをすることになりそうですね。

でも、「いさかい」は、自分ファーストから起こるもので、「耐える」ことは決して服従することではなく、相手のことを考えることなのです。

気持ちの落ち着かせ方として、アンガーマネージメントという方法があります。その中に、6秒ルールがあります。怒りのピークは6秒で、それを過ぎたら収まってくると言われています。(六つ数えて深呼吸)

鋸喩経(こゆきょう)でお釈迦様は、自分の気持ちを落ち着かせてきちんと向き合うことで、相手はどういうつもりなのか?、態度の背景にはどんなことがあるのだろう?など、相手を思いやることもできるようになると教えてくださいました。

私たちは、家庭、学校、地域など、いろんなつながりの中で毎日を生きています。ドラマでは、やられたらやり返す、倍返しなどもありますが、耐えることから人の痛みを理解できる、そんな人になってくださることを願っております。

合掌




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