楽に生きる

せいしょう

まだまだ世界でも有数の安全で平和な経済大国の日本での自死者は毎年2万人前後で後を絶ちません。

約2500年以上も前に、お釈迦様はこのように云われました。

「一切は皆苦である」

この「苦しみ」とは何でしょう?

「苦しみ」とは「思い通りにならないこと」、つまり「一切皆苦」とは「この世は何一つとして思い通りにはならない」ことではないかと思います。

この2500年以上前のお釈迦様の「一切皆苦」は現代にも当てはまるのです。「お金持ち」でも、「地位や名声のある人」でも等しく「思い通りにならない世の中を生きている」のです。2020年初期に世界を揺るがす感染症の流行が始まってから、メディアで何人もの芸能人の方の自死が報じられました。私たちが羨む有名人の方も、私たちが知らないだけで、それぞれの耐えられない苦しみを抱えていたのだと痛感致します。

人生を例えるなら「暗闇をロウソク一本持って歩く」ことと似ています。

今まで来た道を振り返って「あの道ではなく別の道を通ったら良かった」といくら後悔しても、もう見えません。たとえ別の正しい道を選べたとしても、今この瞬間がどうなっているかは誰にも分からない。これから歩む道もどう曲がっているのか我々には見えないのです。私たちに見えているのは「このロウソクで照らされたほんの一隅」だけなのです。

「過去はもうない 未来はまだない」という言葉があります。これは「今しかない」ということ、だけではありません。

これは、「過去に悩んでいたずらに今を苦しめてはならない。また、未来を憂いていたずらに今を苦しめてはいけない」ということでしょう。少しでも楽に生きられる為に、私たちは「苦しみの正体」を知り、「自らが自らを余計に苦しめていないか」に気付くことも大切なことだと思うのです。




© hachisu-net.com

pagetop